CMは毎日放送され、日々制作されていますが、その中にはクレームなどによって放送中止されたものがいくつかあります。
CMというものはただ見ているだけでは分かりませんが、莫大な製作費と時間を費やして作られているものであって、それが放送中止になるということは、とても残念なことなのです。
そこで放送中止になったCMはどんなものがあるか、何故放送中止になってしまったのかと併せて紹介したいと思います。
・評価が高かったのに放送中止になったCM
評価がかなり高いのに放送中止になったCMと言えば、日清のカップヌードルのCMです。
戦地に行かなければいけない少年兵が美しい浜辺で少女と一緒にカップヌードルを食べて、過酷な状況の中でも美味しいものを食べて笑顔になるといったCMですが、視聴者から戦争や少年兵を肯定する内容であり、子供に銃を持たせるのは不謹慎だというクレームがありました。
放送中止になった理由は明確ではありませんが、こういった内容だとクレームが来てしまうのは仕方ないのかもしれません。
(引用元: YouTube)
・過激?表現のために問題になったCM
最近では一般視聴者がクレーマー化していると言われ、ちょっとした騒ぎで放送中止になることが多いです。
まずはこちらをご覧ください。
(引用元: YouTube)
初めの方のものは昭和天皇の病状が悪化したため「お元気ですか」などのフレーズを気にして放送を自粛したものになりますが、他の映像のものは表現が露骨であるなどの理由によって放送中止されています。
特に三洋電気のCMは障害者をバカにしているといったクレームであり、チロルチョコのCMは幼女の姿が不謹慎だと言われたために放送を取り止めています。
2000年代で放送が中止されたCM集はこちらです。
(引用元: YouTube)
チャイルドマザーのCMは見るのが辛い、NOVAうさぎのCMはアニメなのに動物虐待、セコムのCMではうるさい、大塚飲料のMATCHのCMでは高校生しか飲めないの?といったクレームが来ていました。
倫理的な問題や人種差別や法律に違反するようなものであれば放送を中止しても仕方がないかもしれませんが、CMの中のちょっとした表現やキャッチコピーで放送中止することが多くなってきたようにも感じます。
CMの中で「ブラジャー」といった単語を入れると性的表現と問われたり、同じ言葉を繰り返したり、連呼する回数を減らしたりと表現がうるさいといったクレームもあります。
また自然災害を思わせるような表現もクレームになることが多く、過去に放送中止したCMもあり、最近では多くのCMがマイルドなものを作るようになったのではないでしょうか。
・ちょっとやり過ぎたために放送中止になったCM
放送を中止したCMの中にはやり過ぎたために放送を取り止めたCMも多々あります。
その表現の中で多いのが恐怖を連想させるホラーや性的な表現です。
ホラー映画の「呪怨」のテレビCMが流されたのですが、あまりにも怖くて放送されてから僅か3日でクレームが100件以上来てしまったということがありました。
CMを流せないのは残念なのですが、それだけ怖いといった評判と放送中止になった話題で逆に宣伝になり、別バージョンのCMが流された例もあります。
(引用元: YouTube)
ホラー関連ではゲームソフトの「サイレン」も子供が怖がるといった理由で放送中止しています。
ベネッセの「たまごクラブ・ひよこクラブ」のCMは性的表現で放送中止しました。
子供を愛しているからキスをする親子、そして夫婦もキスをして、家族みんなが愛し合い幸せをアピールするCMですが、あくまでも育児雑誌のCMで父親と母親がキスをする表現が濃厚過ぎてふさわしくないと放送中止になりました。
愛し合ってることをキスで表現するのは簡単でしたが、夫婦間のキスがメインに見えてしまうのがいけなかったようですね。
(引用元: YouTube)"